【本当に必要?産後骨盤矯正】
産後の骨盤矯正が本当に必要か?答えとしては・・・絶対に必要なものではないです。
骨盤には骨盤開閉リズムというものがあり、一日の中でも僅かに動きがあります。医学的には動かないと言われていますが、骨盤が動くという論文もあります。
出産で骨盤が開くと言われますが・・・これは本当です。しかしながら、出産で開いた骨盤は産後閉まる生理的な構造を持っていますので放っておいても閉まるものです。
自然と閉まるには条件があります。それは、3か月しっかりと授乳することです。授乳で出るホルモンの働きで骨盤は自然と閉まります。だから、昔は産後に骨盤矯正するという考え方がなかったのです。
現代は、生活環境も変わり粉ミルクなどを併用しながら授乳する方も多く、ホルモンの必要量に達しない方が多くいます。そういう方は産後に骨盤をケアする必要がある方もいます。
ただし、巷でなされている骨盤矯正は本来の目的とは違うものが多いようです。閉めると表現されますが・・・本来は動くようにするのが目的です。結果閉まるのですが・・・閉めるのと閉まるの違いは大きいです。
皆さんが良く知る産後骨盤矯正は元気で痩せたい方向けだと思っても良いと思います。
産後に・・・骨盤に不安定感のある方・尿漏れが気になる方・高齢出産の方はあまり向ていません。また、肩こりや腰痛でお困りの方も骨盤の歪みが肩こりや腰痛の原因とは限りませんので安易に骨盤矯正を受けない方が良いと思います。
産後の体のケアは必要かと思いますが、それぞれのお悩みに合ったケア方法があります。産後は骨盤矯正一択ではないことをお知り頂けたらと思います。